毎月の作業を進めるために必要なのが、毎日の店舗の業績をきっちりと記録することです。
これらの項目を記録すると、毎日の店舗の利益がわかります。
店舗の業績をアップするには、店長が毎日の利益を意識するところから始めなくてはいけません。
仮に1年に1回しか利益を把握しないのであれば、利益アップのために取れる行動は1回だけになってしまいます。でも、毎日利益を把握しておけば、利益アップのために取れる行動は365回実行できます。どちらの店舗の方が、利益が上がるでしょうか?
1か月がおわったら、毎日の業績の記録をもとに、月次決算を行います。まずは帳簿記入(仕訳の入力)を行い、会計データを作成します。
次に、会計データをもとに、店舗の業績を評価するためのレポートを作成します。食材費はどれくらいだったか?人件費はどれくらいだったか?いわゆるFL比率(食材比率+人件費率)を計算します。地代や諸経費が売上高に対してどれくらいの割合だったかについても把握します。
これとは別に、客数や客単価の把握も大切です。売上が増加・減少したときの要因を評価するには、客数と客単価を把握していなければなりません。客単価はあまり変動しないことが多いので、たいていは客数の変動が主な要因になります。
店舗が複数ある場合は、各店舗の業績を並べて評価することも大切です。黒字店舗と赤字店舗をきっちり把握します。