健全な飲食店の売上に対するそれぞれの理想的な内訳の数字が右の図になります。
それぞれの項目にあなたのお店の数字をあてはめてみて、この数字と見比べてみましょう。飲食店の経営者様はこの内訳が理想的だと漠然とは分かっている方も多いとは思いますが、漠然と分かっているだけでなく、しっかりと意識をして数値を見る事が重要なのです。
月次レポートでは、それぞれの店舗で、食材費率、人件費率、経費率、利益率をタイムリーに把握していただく事ができます。
上記のような月次レポートを作成するためには、日々の日報記入や帳簿記入など、
「しっかりした実績数値の把握」が必要となります。
税理士法人 日根野会計事務所なら、日々の経理業務をお手伝いした上で、年次決算のみならず、
上記の様な月次レポートの作成や経営判断に必要な分析などトータルでサポートさせていただきます。
確かな収益力、多店舗展開、収益力UPには数字を把握することが重要です。
一緒に考えていきましょう。
新店舗の出店費用は18ヶ月で回収するのが、ひとつの目安です。
出店する前に、売上や利益の見込みと出店費用のバランスをよく考えましょう。豪華な店を作っても、利益で出店費用を回収できなければ、ただの赤字店舗です。
特に1店舗、2店舗と成功すると、次に豪華でゼイタクな店を作りたくなるものです。だからこそ、事前にプランを立てましょう!
出店基準を明確にすることが大切です。
「なんとなく儲かりそうだから出店」というのでは、多店舗展開は難しいです。
感覚に頼った経営から、客観的な経営へ。そのためには、既に出店した店舗が、成功したか失敗したかを正しく評価することがポイントです。一見儲かっているように思える店も、初期投資額も考慮すると、実は全然儲かってなかった、というのはよくあることです。
店舗の運営が上手な従業員に、やりがいを感じてもらうには、やはり給与で報いることが大切。
①前年と比べて、どれだけ利益を増やしたか?
②予算と比べて、どれだけ利益を増やしたか?
といった観点から、従業員を正しく評価し、それを待遇に反映することで、従業員も満足します。店舗別に月次で損益計算ができるようになったら、次のステップとして、店舗の損益を人事評価に反映できるような仕組み作りに取り組みましょう!
4年前に管理会計を始めるまでは、今から思えば、無茶な経営をしていたと思います。
経営というよりも、そのときそのときに思いついたことを場当たり的にやってきました。
新たな店舗の出店の時にも、店舗はできるだけ豪華な内装にして、
ときには少し変わった店にしてたくさんのお金をかけて展開してきました。
そのときには、店の採算も考えていなかったわけではないのですが、
自分が満足できるかどうかを考えすぎていたと思います。
管理会計を始めてからは、既存店舗については、不要な経費がかかっていないか、
人件費をかけすぎていないか、客観的な数値に基づいて把握できるようになりました。
メリットは、そのときそのときの感覚的な捉え方ではなく、数値に基づいているので良くも悪くも冷静に経営状態を把握できることです。
もうひとつのメリットは幹部社員にも管理会計の数値を見せることで、私だけでなく、幹部社員とも感情ではなく数値に基づいて会社の経営状態を話し合うことができるようになったことです。
管理会計を始めて、すぐに数値に基づいた経営ができるようになったわけではありません。毎月、月次決算の数値を先生と一緒に確認することで、次第に管理会計の意味が分かるようになってきました。
今では当時と比べると会社の財務内容もとても良くなり、新たな店舗を計画的に出店できるようになってきました。
これからも継続していきたいと思います。
日根野先生に管理会計をお願いするようになったきっかけは、
店の経営をどれだけがんばってやっても、手元に資金が残らず困ったいたときに、
インターネットでたまたま見つけたことです。
毎月の現金出納帳は自分でつけていました。
利益が出ているはずなのに、なぜか手元資金はあまりなく、不思議に思っていました。
先生に相談して最初にしてもらったのは、商品グループ別原価計算です。
今までは漠然と、どの商品が利益が出ている、どの商品は利益が出ていないということを感覚ではつかんでいたのですが、実際に原価計算することで、どの商品がどれだけ店の利益に貢献しているかがわかるようになりました。
またF/L比率を過去にさかのぼってチェックすることで、人件費の使い方に甘い点があることにも気づきました。
まだ3ヶ月しか経っていませんが、利益が改善していることを感じています。
これから先生に、飲食店の経営について、財務面からもっと教えてもらいたいと思います。
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