2017/01/10
あけましておめでとうございます。
2017年が始まりました。2016年は、イギリスの国民投票でEU離脱という結果がでたり、アメリカでトランプ氏が大統領になったり、世界的に大きな動きがありました。それぞれの国の人々の決断、その結果が見えてくるのが2017年以降です。今年はいったいどのような年になるのでしょうか。
それでは「ひねの通信」第23号をご覧ください。今年もよろしくお願いいたします。
今年はどんな年に?トランプ氏が大統領になって
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
2017年は波乱の年となりそうです。世界最大の経済大国、アメリカの大統領にトランプ氏が就任します。具体的な政策が立案・実行されていきます。
トランプ氏の経済政策は(この原稿を書いている時点ではまだよくわかりませんが)、大規模な公共投資によるインフラ整備、減税による消費の活性化がまず挙げられます。アメリカの失業率は既にリーマン・ショック前の水準まで低下していますから、これらの政策の結果、インフレと金利上昇が進み、ドル高になると考えられます。
ドル高が進むと、アメリカにとっては海外からの輸入製品が割安になりアメリカ国内の製造業が困るため、保護主義的な政策で国内製造業を保護すると思われます。シェールオイル・ガスによりアメリカはエネルギー自給ができるようになっているため、今までのように中東を中心とした世界情勢に首を突っ込む必要もありません。まさに、America First!の政策になっていくことでしょう。
トランプ氏はこれにより、Make America Great Again!(偉大なアメリカを復活させる!)そうです。
私はこれまでもアメリカは偉大だと思ってきました。(日本人として決して忘れてはいけない出来事もありますが、)団塊ジュニアよりも下の世代である私にとって、アメリカが偉大だと思ってきた理由は、
・様々な人種・価値観の人々が自分の意見を自由闊達に主張し受け入れられる文化
・新しいことにチャレンジする精神。それを応援する文化
です。
そんな私にとって、トランプ氏の人物像や掲げる政策は、どれも偉大なアメリカから遠ざかって行くように見えてしまいます。他の価値観の人たちを排斥するような主張、既得権益の復活を願う人たちを保護する政策。歴史を振り返れば、そのような時代・地域もありましたが、私が知る限り、暗い時代・地域が多いように思います…
と、年始早々ぼやいていても仕方がありませんね。自由でチャレンジングな雰囲気は日本にもありました。明治維新の時代や高度成長期です。日本は今、少しずつそういう雰囲気に移行しつつあるように感じています。
今年も自分のできることに集中して、いろいろな人の声に耳を傾けつつ、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。
(次長 公認会計士・税理士 日根野健)
クレジットカードで国税が納付できるように!
平成29年1月4日から、国税のクレジットカードでの納付サービスが開始されていますので、ご紹介します。申告所得税、法人税、消費税、贈与税、相続税などほぼ全ての税目が対象です。
(1) 「国税クレジットカードお支払サイト」を開く
カード納付は、インターネット経由でのみ可能です。金融機関等での支払には使えません。
(2) 納付する税金の情報を入力
納付できる税額は、1000万円未満かつ利用されるクレジットカードの限度額以下です。
また、複数の税目を一括して納付することはできません。(たとえば、法人税と消費税の合計金額を一回の手続きで納付することはできません。税目ごとに一度ずつ納付手続きが必要です。)
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納税手続き確定の日が税金の納付日になります。一度確定すると、納付手続きの取消はできません。
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