どの店長のボーナスを多くすればいいの?~業績評価のポイント~

どの店長のボーナスを多くすればいいの?~業績評価のポイント~

2015/10/20

 ヨシコ社長。

 今日は、7月に各店舗の店長に支給するボーナスの金額を考えています。

 

 そこで、5月の店舗別損益を見てみました。

 

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 飲食店の経営では、どの店長を評価するかも大切な問題です。では、単純に「配賦後利益」で店長の評価を考えてよいのでしょうか?

 

 

 

本社費を配賦する前の利益で評価する

 

 ヨシコ社長は「本社費配賦後 利益」で各店長を評価していましたが、それでいいのでしょうか?

 

 ここでのポイントは、「本社費配賦後 利益」に対して店長に責任があるかどうか、です。本社費は、店長に支出する・しないを決定する権限はなく、本社で(勝手に)支出されているものです。ですから、本社費を配賦した後の利益で店長を評価するのは、おかしいのです。

 

 それでは、本社費配賦前の利益を見てみるとどうでしょうか。B店は、本社費配賦後では赤字ですが、本社費配賦前では黒字になります。B店店長の大川さんに対する評価が変わってきますよね。

 

 では、本社費配賦前の利益が一番多いA店の浜野店長に対するボーナスを多くし、2番目に多いB店の大川店長には少なめ、赤字のC店の塩田店長のボーナスはゼロ、とするのはどうでしょうか?

 

 

 

利益額ではなく、対予算比、対前年比で評価する

 

 本社費を配賦する前の、その店舗自体の利益額で店長を評価するのは、公平な方法のように思えます。でも、これもよいとは言えません。単純に利益額で評価するのは、よいとは言えないのです。その理由を考えてみましょう。

 

 A店は、確かに利益額は大きいです。しかし、去年の利益に比べて利益が減っていたらどうでしょう?逆にC店は、確かに赤字です。しかし、去年の赤字額に比べて赤字幅が縮小していたらどうでしょう?

 

 そもそも店舗は、立地や業態により、繁盛店、不人気店がある程度決まってしまいます。たまたま繁盛店の店長になれば、当然利益額も大きくなります。それは店長の実力というよりも、その店に配属された運の要素が強くなってしまいます。

 

 逆に不人気店の店長になれば、利益が少なかったり、赤字になります。それも店長の実力というよりも、運の要素が強くなってしまいます。

 

 ですから、店長を評価するときには、その店の利益額で評価するのではなく、前年度と比べた利益の改善額や、予算との比較(予算達成率)により評価するべきなのです。こうすることで、公平感のある評価ができます。店舗ごとの前年度比の改善額や予算達成率を各店長に示すことで、店長の納得感も得られるでしょう。

 

 

 来月のテーマは、「またまた、新店舗を出店する?」です。

 店長のボーナスを払うのもやっとのヨシコ・キッチン。ところが、またまたヨシコ社長を迷わせる新情報が入ります。やっぱり新店舗を出店するの?次回は11月20日アップ予定。

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